うさぎが凶暴化!それって思春期かも?特徴と対策はこちら
始めに
本日はうさぎさんの思春期について掘り下げてお話をしていきたいと思います。
今までは言うことを聞いてくれていたのにいきなり聞かなくなった!何だか凶暴になった!こんなに飼うのが大変だとは思わなかったなどといったことはありませんか?
これはうさぎさんが思春期に入った可能性が高いです。
2022年9月、うさぎが言うことを聞かなくなったからといって、小さなうさぎを虫かごに入れて捨てるといった事件がありました。
恐らく思春期が関係していたと思われます。
お迎えしたのであれば責任をもって最後までお世話して欲しいと強く思いますが、最初にお迎えしたときの温かい感情をひっくり返してしまうくらいうさぎの思春期は大変なのも事実です。
そこで本日はうさぎの思春期についてできるだけ詳しく説明していきたいと思います。
本記事を読むことで
✔うさぎの思春期が起こる理由
✔うさぎの思春期が起こる時期
✔うさぎの思春期の特徴と対策
を知ることが出来ます。
大切なうさぎさんの性格が変わった!急に凶暴になった!などうさぎさんの扱いにお困りなあなたの参考になれば幸いです。
是非参考にしてみてください。
うさぎの思春期はなぜ起こる?
まず思春期はなぜ起こるのかというところから入っていきましょう。
うさぎさんの思春期は人間と同じように、自我の目覚めから起こると考えられます。
成長過程で子供から大人へと変わる段階(生後3ヶ月~4ヶ月頃)に起きます。
びっくりするくらい早くに訪れるので、家庭によってはうさぎさんをお迎えしてすぐに凶暴化した!と思われがち。
この思春期でうさぎさんが考えていることは主に2つ!
・あなたよりも上に立ちたい(上下関係の崩壊)
・縄張りを広げたい、守りたい
この思いがあることによって糞尿を撒き散らす、凶暴化するなどといった問題行動が起こるようになってきます。
思春期の時期
一般的に思春期は生後3ヶ月~4ヶ月から始まり、生後1年~1年半の間に終わると言われています。
我が家のうさぎの凛の場合、生後4ヶ月から始まり生後7ヶ月頃終了しました。
一般的に言われるより早く終わって助かりましたが、そのときはもう大変でした。
特に凛をお迎えしたのが2ヶ月半の頃だったのでお迎えしてすぐに思春期に入ってしまったんですね。
最初は大人しくて聞き分けの良い子、トイレも覚えてくれる頭の良い子だと思っていたのが数ヶ月後には糞尿まき散らし凶暴化。
なぜ性格が変わってしまったのかそのときはかなり頭を悩ませましたが思春期だったんですね。
なお、思春期が終わると甘えん坊うさぎになる子が多いです。
我が家のうさぎの凛も例外ではありません。
うさぎの思春期の特徴と対策
ここではうさぎが思春期に入った場合の主な特徴とその対策についてお伝えしてきます。あなたのうさぎさんの行動と照らし合わせながら読み進めてみてくださいね。
①糞尿を撒き散らす
今まできちんとトイレを覚えていたのに少しずつトイレ以外のところで糞尿をし出したということはありませんか?
これ、思春期の可能性大です!
これは自分のニオイをつけることでナワバリを守ったり、拡大するために行います。
対策としては、気づいたらすぐに片付けることです。
片付けるときにうさぎさんが怒る素振りを見せなければ”目の前で”片付けてあげてください。
トイレはここじゃないよ、ということを伝えるためです。
ただ、片付けるときにうさぎさんが怒るようであれば見ていないときにこそっとトイレに入れてあげてくださいね。
思春期だからとトイレの失敗を放置すると、思春期が終わった後もトイレ以外でするようになってしまいます。辛抱強く付き合っていきたいですね。
なお、トイレトレーニングについては下記の記事でも詳しく解説しています。併せてご覧ください。
②ゲージやサークルを囓る
ガンガンガン!
何度もゲージを囓る!サークルを囓る!昔はそんなことなかったのに急に囓るようになった!
理由はいくつかありますが、思春期の可能性が高いです!
思春期の場合、縄張りを広げたい、構って欲しいという自己主張が働き、ゲージやサークルを囓る行動に繋がります。
基本的にゲージを囓るのもサークルを囓るのも徹底して止めさせるべきです。
両方囓る行動が見られたらサークル囓りから先に止めさせてください。
サークルを囓るというのは高確率で”ナワバリを広げたい”という理由が働いています。
うさぎさん主導でナワバリを広げることをすると上下関係の逆転が起きる可能性が高いです。
上下関係の記事についてはこちらでも詳しく解説しているので併せてご覧ください。
ナワバリを広げるときはあなた主導で広げるようにしてください。
さて、サークルを囓るときの対策ですが、手で床を叩き低い声で「だめ!」と何度も言い聞かせます。
うさぎさんの意思で縄張りを広げることは絶対にないようにしましょう。勿論サークルを突破されるのもあまりよくありません。
なお、うさぎさんがサークルを突破、脱走したらこうなります。
一度自分の意思でナワバリを広げることができたうさぎさんは、自己主張が激しくなります。
これをうさぎさんの望むままに行動すると、上下関係の逆転が起こりとんでもないわがままうさぎちゃんになってしまうので注意です。
上下関係の逆転を防ぐために、我が家ではグルーミングの後ならサークルから出られるというルールを急遽作り、飼い主の判断でサークルから出られるようにしています。
うるさいから、思春期だからとうさぎさんの要望に何でも応えていると、いざという時に言うことを聞いてくれない、また、ストレスが溜まりやすくなる子になってしまいます。
だめなものはダメと毅然とした態度で教えるのも大切です。
今ではサークルを囓ることはほぼ0になりました。
なお、ゲージを囓るときの騒音問題についてはこちらの記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。
③ホリホリする
気分の上がり下がりが激しい思春期の時期は行動も多少荒くなり、ホリホリの機会も増えます。
これは思う存分させてあげました。
我が家では、爪に影響がでないガーゼハンカチをゲージの中に入れてホリホリできるスペースを作ってあげています。
が、下記のようなうさぎさん専用のホリホリマットを使用している方もいます。
ゲージに引っかけられるので使いやすそうですね。
ホリホリは本能行動でもあるのでストレス解消にも繋がりやすいので、いつでもホリホリできるスペースを作ってあげることをお勧めします。
④毛をむしる
思春期でイライラする、ストレスが溜まる、ホルモンバランスが崩れるなどの理由で毛をむしるうさぎさんもいます。
女の子の場合は思春期のホルモンバランスの乱れから偽妊娠となり、毛をむしる傾向が見られます。
毛をむしる対策については下記の記事で詳しく説明しています。偽妊娠なのかストレスなのか見極め方も載せておりますので併せてご覧ください。
思春期は必ず訪れる、慌てることなくいつも通りに
うさぎさんの思春期は人間同様、必ず訪れます。
そして大人になるにつれ少しずつ収まっていきます。
上下関係が逆転しやすいのがこのやんちゃ盛りの思春期。
うさぎさんに下と認定されると、後々のお世話がとても大変になってしまいますので過剰に甘やかすことのないよう、ルールをしっかりと決めて毅然とした態度で接していきましょう。
上下関係の記事についてはこちらでも詳しく解説しているので併せてご覧ください。
最初はしんどいかもしれませんが、基本的には時が経てば落ち着いてくるので安心してくださいね。
みんなの動画
最後に他のうさ飼いさんたちが考える思春期の対策を紹介していきます。
是非こちらも参考にしてみてくださいね。
思春期を迎えることでの行動の変化など紹介しております。
終わりに
本日はうさぎさんの思春期について掘り下げてお話をしていきました。
少しでもあなたの参考になれば幸いです。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!
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