危険!?うさぎの糞が繋がる、葡萄の房、黒い…原因と対策はこちら
始めに
大切なうさぎさんの糞の状態が何だかいつもと違う・・・。
毛と毛で繋がった糞が出てくる、柔らかい、水っぽい、葡萄の房のような形、黒い、下痢、臭う、量が少なくなった、小さくなったなどなど気になる症状は出ていませんか?
うさぎさんの糞は健康のバロメーターと言われているくらい大切なものです。
なぜうさぎの糞がいつもと違うのか、本日はその原因と対策についてお話していきます。
本記事を読むことで
✔健康なうさぎの糞
✔危険なうさぎの糞5つ
✔危険な糞になる原因と対策
を知ることができ、うさぎさんの糞に対する悩みを解消することができます。
是非参考にしてみてください!
※うさぎの糞の写真を載せています。お食事中の方はご注意ください。
健康な糞
まず、うさぎさんの健康な糞を紹介します。
健康なうさぎの糞の特徴としては…
・色は、牧草色や焦げ茶
・大きさは約1cm前後で均一
・コロコロとして硬め
です。
においは殆どありません。
が、発情期、思春期のときは自分のニオイを残すために多少キツくなります。
思春期のときは行動に特徴があるので分かりやすいですよ。詳しくはこちらで解説しているので併せてご覧ください。
危険なうさぎの糞の種類 5つ
うさぎさんの危険な糞の種類や気をつけたい糞の種類としては下記が挙げられます。
①黒い糞
②毛で繋がってる糞
③水っぽい、形がない糞(下痢)
④葡萄の房のような糞
⑤あまりにも小さい糞、大きさが均一でない
これらの糞が頻繁に見られる場合は、うさぎさんの体に異変が起きている可能性が高いです。
ケースによってはかなり危険な状態にある場合も。
それではなぜ、このような危険な糞となってしまうのか、その理由と危険な糞になった場合の対策を下記に紹介していきます。
危険なうさぎの糞の原因と対策
①黒い糞
うさぎさんが黒い糞をする理由としては、ペレット中心の食生活が挙げられます。
基本的にうさぎさんも人間と同様で、食べたものが糞に反映されます。うさぎのきわみを除いて基本的にペレットの色って黒っぽいですよね。
牧草をあまり食べずにペレット中心の食生活になると糞の色がペレット色(黒い色)になっていきます。
そしてペレット中心の食生活になると、胃腸障害(うっ滞)や歯の病気(不正咬合)を引き起こす可能性が出てくるので危険です。
対策としてはペレットの量を減らしてチモシーを増やすことです。
ペレットの説明書にはうさぎさんに与える量は、体重の4%~5%と書いてある場合が多いですが、正直これはあげすぎです。
この量を与えていたらチモシーを食べる量が必然と少なくなってしまいます。
ペレットは体重の1.5%~2%くらいが適正量かなと思います。
また、チモシーをなかなか食べてくれない子にはこちらの記事もお勧めです。併せてご覧ください。
②毛で繋がってる糞(数珠便)
上記の画像のような毛と毛で繋がった糞が出ることはありませんか?
数珠便と言いまして、お腹の中に沢山の毛が溜まっている状態です。
糞とともに毛が外に出ている状態なので緊急性はないですが、危険信号ではあります。
数珠便が出る理由は主に下記です。
・ブラッシングが足りない
・チモシーを食べる量が足りない
・運動不足(ストレス)
うさぎさんは自身で毛繕いをして綺麗にしますが、このとき毛も一緒に飲み込んでしまいます。
自分で吐き出せれば良いんですが、吐き出すことができないのでどんどん体内に毛が溜まってっちゃいます。
毛が溜まりすぎると毛球症というお腹の病気にかかりやすくなります。命に関わる病気なのでとっても危険。
そうならないようにするために、ブラッシングで体内に取り込む毛を少なくして、チモシーを沢山食べてもらって排泄を促す必要があります。
うさぎさんのブラッシングのやり方についてはこちらの記事で詳しく解説しているので併せてご覧ください。
チモシーを沢山食べて貰うための記事はこちらで詳しく解説しているので併せてご覧ください。
そして見落としがちなのが運動不足!
どれだけブラッシングをしても、チモシーを食べてもらっても、数珠便が出ると言うときは運動不足を疑ってみてください。
広い部屋で沢山走ってもらったり、ジャンプしてもらったり、沢山運動させてストレス発散させると数珠便が解消されるケースが多いです。
③下痢便
今回紹介する危険な糞の中で1番緊急度が高い危険な便です。
通常うさぎさんの糞はコロコロして程よい硬さがありますが、固形ではなく水っぽい便になっていたら下痢です。
うさぎさんの下痢は命に関わる可能性があるので早急に動物病院に行く必要があります。
下痢になる原因は主に下記です。
・水分の多い食事
・冷え
・虫
・胃腸機能低下
水分の多い食事を与え下痢になってしまった、元気で食欲はあるという場合は様子見しても良いと思います(動物病院に行くこともうさぎさんにとってはストレスだから)
が、基本的には下痢した場合は早めに動物病院で処置を受けることをお勧めします。
下痢にならないように、水分の多い食事(生野菜、生フルーツ)を与えすぎない、室温が冷えすぎないように調整するなど対策が必要です。
うさぎさんは比較的寒さに強いと思われがちですが、頑張っても10℃までと言われており、快適温度は18℃~25℃と言われております。
冷えすぎないように注意したいですね。
また、下痢を引き起こす可能性があるうさぎ蟯虫については下記でも説明しています。併せてご覧ください。
④葡萄の房のような糞
盲腸便と言います。
ニオイあり、真っ黒で柔らかく、ぶとうの房ような形をしているのが一般的。
上記の画像で真っ黒な葡萄の房のような便がありますよね?これが盲腸便です。
盲腸便自体は問題ないのですが、食べ残すことが問題です。
この盲腸便はうさぎさんが食糞する便となるので基本的に我々の目にとまることはないです。
というのもうさぎさんはペレットやチモシーで補えない栄養を盲腸便で補っているからです。
盲腸便を食べ残す主な原因の1つとしてペレットの食べ過ぎということがあります。
上記でもお話したようにペレットは体重の1.5%~2%くらいが適正量です。
盲腸便についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので併せてご覧ください
⑤糞があまりにも小さい・量が少ない
胃腸機能が低下するといつもよりも糞が小さくなったり量が少なくなります。
うさぎさんが胃腸機能が低下する原因は主に下記が挙げられます。
・チモシーを食べる量が少ない
・運動不足
・部屋が寒すぎる
空調の状態や、チモシーの減り具合などよく観察してみてくださいね。
特にうさぎさんは寒さに強いと思われがちですが、実はそんなに強くないです。
個体差はありますができれば18℃を下回ることがないように気をつけたいですね。
みんなの動画
最後にうさ飼いさんたちの動画を載せておくのでこちらも是非参考にしてみてください!
数珠便についてのお話。
病院の先生の見解も踏まえてお話しされています。
終わりに
本日はうさぎさんの糞についてお話をしていきました。
糞の状態はうさぎさんの健康をチェックする上で欠かせないものです。
糞の色、形、量、大きさ、いつもと違うところがないか常にチェックしておきたいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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